医師の転職には、従来とても面倒な問題が多く付きまとい、なかなか一筋縄ではいかなかったのが実情でした。一般社会には存在しない、その大きな問題のひとつが、なんといっても、医師の世界に古くからある医局制度というものです。この制度によって、医師が転職する際には、自分の所属する医局から関連する次の転職先を紹介してもらうのが一般的でした。ところが、2004年に、臨床研修必修化という制度が始まり、この制度の導入によって、大学の医局は地方への医師の派遣が行えなくなりました。というわけで、医師の転職の現状は、従来のシステムから新しいシステムへの移行期となっていると言えます。特に最近の流れは、医局中心のシステムが、縮小化されてきつつあり、一般社会の転職と
同じように、自分の意思を持って自由に転職先を探す医師が増えてきています。